午前6時30分。今日は休み。
ふと目が覚めると、もっくんも目が覚めたみたいで目が合った。
『おはよー、もっくん。』
「ん、おはよ」
掠れた声で言ったもっくんは、言い終えると同時にまた目を瞑ってまた寝てしまった。
『二度寝ぇ〜?』
「名前も、一緒に、ねよ?」
途切れ途切れに喋りながら、こちらに手を伸ばすと、ぐいっと引っ張られて腕の中に収められた。
「おやすみぃ〜」
もっくんの暖かい腕と、掠れた甘い声で、また眠気が襲って来て、そっと、眠りについた。
(名前ーー!!起きてー!朝だよーー!!)
(んー、もっくんうるさい…)
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