「お兄様、私も日本に行ってみたいです!」
数日前、シルクパレスと日本で文通中の妹、なまえから手紙がきて、近況などが書いてある中にその一文もあった。
妹に会えるかと思うと嬉しくなって思わず電話をかけてしまう俺は本当にあいつを愛していると思う
そして今日、寮になまえが来た。タイミングよく部屋には俺一人。日頃の行いが良いからだな
「お兄様!」
「よく来たな!」
俺は手を広げてなまえを迎える。抱き締めて頭を撫でてやると嬉しそうに笑う。その笑顔は天使のようだ
「あ、お兄様は甘いものが好きでしょう?だからお砂糖とはちみつとジャムをたくさん買ってきたのよ」
手提げていた袋から本当にたくさんの砂糖とはちみつとジャムが出てきた。1週間は持つな
「私は甘いもの嫌いだけど、お兄様が好きなら仕方ないものね」
そうなのだ。妹は俺と真逆の辛党。それも結構ひどい。俺には理解出来んがそれが好きと言うなら口出しは無用だ。
「お兄様、お腹が空きました」
その一言で、普段は作らないカレーを作る俺は、なんて良くできた兄であろうか
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シスコンっぷり半端ない
カミュはきっといろいろなストレスを妹を愛でることによって解消するんだと思います