「ちょっとお兄ちゃん」
「んー?なんだ?なまえ、何でも聞くぞぅ!でもお金は貸さないよーん」
私のお兄ちゃんはアイドルの寿嶺二。テレビでも家でも態度は変わらない。
「休みだからってごろごろしてると太るよ」
「ちょっとくらいいいじゃーん、めったにない休みだもん!」
かわいく言ったって騙されないんだから
さっきまでお兄ちゃんは寿弁当自慢のからあげをばくばく食べていた。「やっぱり家のからあげは世界一、いや宇宙一だね!」とか言いながら
「めったにない休みだからこそ、でしょ。運動しなよ。忙しいんだから生活も不規則だろうし、少しでも改善するチャンスじゃない」
「・・・ごもっともです」
お兄ちゃんはしょんぼりしながらも起き上がると伸びをした
「じゃあお兄ちゃんとキャッチボールでも」
「いい」
「即答っ?!お兄ちゃん寂しい!泣いちゃう!えーんえーん」
大袈裟な泣き真似をする。正直うるさい。はあ、しょうがないな
「ちょっとならいいよ」
「え?ほんと?やったー!わーいわーい」
ものすごい変わり様。お兄ちゃんとは思えないね
まあでも結局大好きなんだけどね。言わないけど
ーーーーーーーーーーーー
妹は中高生なイメージ
原作ではお姉ちゃんですがまあそこは夢小説なのでね