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潤の様子がおかしい。
一週間ほどたって、さすがに耐えられなくなってきた。
メールは普段と変わらない。
電話もまぁ、普通に話す。
だけど、会っても目が合わない。
にもかかわらず、ふとしたときに探るような視線を感じる。
だけど、潤は何も言わない。
だから、俺は余計に気になる。
大体、俺は物事をはっきりしたい性格なのだ。
実は最初に違和感を感じた翌日には彼女を問い詰めていた。
「俺、何かした?」
「へ?急に何言ってんの?」
「昨日から、俺に対する態度がおかしいよね」
「そんなことないよ」
「あるよ」
「ないよ」
そんなやりとりを続けて、負けた。
そんなことないと言い張られたらどうしようもない。
強く責められなかったのは、相手が悪かったと思うしかない。
そんなこんなで一週間。
もやもやと何も解決できずにいるうちに、あの女に捕まった。
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