「おいお前ら、勝手になにしてんだ」
「あ!高杉先輩!!」
「何って、晋助の思い人の観察でござる」
しれっと答えた背の高い男の足の間にに無回転ヤクザキックをお見舞いする。すると万斉は悶え床に倒れこんだ。
「てめーら余計な事してんじゃねえ」
「で、でも高杉先輩…」
「うるせぇ」
こちらに擦り寄ってくる来島の腕をふりはらい二人が大事そうに抱えていた黒いスーツケースを蹴飛ばす。すると衝撃で開いたスーツケースから出てきたのは大量の写真。
映っている人物は全て名前で、盗撮。
「高杉せんぱ…」
「晋助…これはでござるな」
「てめぇら、次こんなことしたらブッ殺す」
「「…」」
その懐に入れた手は何かな
もしかして晋助、この写真欲しいんでござるか?
…馬鹿野郎、ンな訳ねーだろ