「あーお主はアレだ、待て言うなよ。すぐそこまで来ているのだ。えーと…」
「ヅラじゃない、桂だ」
「ああそうだ桂小太郎!逃げの小太郎の異名を持つ穏健派攘夷浪士の第一人者だな!」
「第一人者なんてたいそれたものではない」
「そしてこの白い生物がエリザベス先生だな!」
「おお、おぬし…名前と言ったか。エリザベスを知っているのか!」
「ああよく知り合いが話していてな…一度お会いしたかったのです!」
"嬉しいぜ嬢ちゃん"
「エ、エリザベス先生にそのようなお言葉をもらえるとは…」
「エリザベスも名前を気に入ったようだぞ、良かったな」
「ああ、ありがとう!桂小太郎」
「なんということはない。ただもしよければ…」
「よければ?」
「攘夷浪士にならないか。我々と共に日本を変えるのだ」
「…えーと、私には魔界からの任務があるのでな、残念ながらそれはできん」
「そうか…残念だ」
「ただもし、貴殿にどうしても私の力が必要になったならば。その時は喜んで力を貸そう」
「!本当か、その言葉…」

の言葉、忘れるなよ

「も、もちろんだ!」
「うむ、何に使おうかなあ…」
"こういうのは真剣に考えちゃうよね"

言って後悔


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