「名前!今日こそ嵐竜アマツマガツチを伐採するアル!」
「今日こそうまく行くといいが…」
「アタシのボウガンの威力、見せ付けてやるネ!」
「まだやってのかィ」
「うっさいサド!黙って見てるアル!」

団子屋にたむろって神楽のPSPを囲む問題児トリオ。意気込む神楽を囲む名前の手には攻略本、沖田のケータイは攻略wikiを表示している。なんだかんだ言って二人とも応援する気満々である。

「ご主人様のゲームの腕はチート並みですもんね」
「そうかねィ…お前らが下手なだけだろィ」
「狩猟ゲー格ゲー音ゲーRPGギャルゲーエロゲー乙女ゲーシューティングゲーム…オールマイティじゃないですか」
「お前らが下手なだけだろィ」
「二度も言わなくてもいいと思います」

「ふたりともうるさいアル!黙れ!」

「……」
「……」
「………」
「…………」
「……………」
「急に静まり返るなァ!」
「注文多いな」
「さっさと倒しやがれ下手糞」
「お前らは偏りすぎなんだヨ!もっと応援しろって……あ」
「あーあ」
「死んじゃった」

さぶたが取れたみたい

「こうも気持ちよく死ぬとねェ…」
「もう1回!次こそ倒してやるアル!」
「もうご主人様がやってあげたほうがいいのでは」


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