かずがは顔を真赤にして怒って、教室から出て行ってしまった。たぶん竜の旦那を探しに行ったんだろう。空になった弁当箱をしまって、また可愛らしく頬をピンクに染めたあの子に視線をもどした。「つきあうの?」「うーん、まさむねくんのこと、まだよく知らないから」たぶん、それはないよ。と小さな声でつけたしたことに、俺様は心の中で安堵からの溜息をついた。「竜の旦那は悪い奴じゃないけど、大きい声で話したりするから、びっくりしちゃうかもね」「それにね、わたし、…すきなひとがいるの」 「#エロ」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -