実行委員もとい3Zの打ち上げで焼肉屋に皆で行った。みんな体育祭の疲れもあってかよく食べた。神楽ちゃんなんてもう凄まじい勢いでまだ半生の肉を吸引していた。銀ちゃんはべろんべろんに酔っ払って総悟や土方に酒を勧めている。って、近藤くんもうビールとか飲んでるし。

「名前!」
「え!?」

騒がしいので声がよく聞えない。声を張って呼びかけに応えると、声がしたほうから勢いよく腕を引かれた立たされた。え、え、なにこれ。あんなに騒がしかったくせになんか皆がこっちを見てる。

「名前ー!」
「な、なんだっつってんのよ」

腕を引いたのは妙ちゃんで、横から銀ちゃんがあたしを見上げて「おまえさあ、俺たちに言うこと無いわけ」とか言った。「は?」と返すと「もーこの子ったら照れちゃって」と相変らずの死んだ魚の目で言った。なんかきもちわるい。

「私達はたくさんあるわよ?名前ちゃんにいいたいこと」
「え?」

「「「体育祭おつかれさま!」」」

なみだがでた