食堂に行くと、凄まじい爆煙が沸き起こった。
せっかく着せていただいた着物も台無しになってしまう
ざわついている隊士の皆さんの中心を見ると、昨日はいなかった少年がバスーカを構えている。
どうやら彼がバスーカを放ったせいでこのようなことになっているらしい
彼のバズーカが狙っていたのは、あろうことは真選組副長、土方十四郎さんだった

あたしの気配に気づいたのか、少年はふりかえる
あたしと似た髪の色をした美青年だ
彼はあたしを一瞥するとハッとした緊張感ある表情になった

「……姉上…?」

呟いた後少年はすぐに口元を手で押さえた
遅れて食堂にやってきた局長の近藤さんに肩を掴まれた

「名前ちゃん」
「名前…名前って言うんですかィ?その女…」
「ダメだ総悟!トシ、総悟を頼む」
「ああ任せとけ」

総悟…さん?は信じられないといった目であたしを睨み続けている。
いったい何があると言うのだ



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