純粋異性交友

「土方さんは煙草の味がする」
「そうかよ」

土方さんはまんざらでもなさそうに天井を見上げている。
こうも私の言葉を短調に受け入れられると、なんだかこっちが恥ずかしい。

「銀ちゃんは甘い匂いなのにね」

私はうつぶせに寝そべっていたので、土方さんの表情を窺い知ることはできない。

「………オイ」

いつもより低い低い声が、私を呼ぶ。
ぞわりと素肌を撫でられているような気がした。

「…浮気か」

無表情の皮を被った土方さんの切ない声は、私の芯まで届き、ぞわりと躰を震わせた。

「ううん、違う。土方さんが仕事で忙しい時にね、遊びに行くの。万事屋はいっつもいろんな匂いがするんだよ」
「んなことどうだっていいんだよ」

土方さんが起き上がる気配がした。

「もし、いつか本当にそんなことがあったら、相手を斬って不能にして、お前をもう二度と一人で外歩かせねえからな」

「それは、私が好きだから?」
「お前、嫌な女だな」



或いはそれは超自然的な摂理

え?事後だだんて一言も言ってませんけど?っていうのが書きたかっただけです

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