有澤と満和 冬至の日も



「高牧くん、今日は冬至だな」
「そうですね」
「うちもゆず湯だ」
「毎年やってますしね」
「ゆず湯」
「はい」
「一緒に、入らないか」
「すみません、今日は鬼島さんちにナツとお泊りするんです。鬼島さんちのゆず湯をいただきます。行ってきます」
とっとことっとこ
「……」
「……北山、何も言うな」

結局有澤は北山とともに日本酒を飲みながらゆず湯に浸かったのでした……。

「どうしたら許されるんですかね……北山さん……(有澤、弟分モード発動)」
「誠意を見せるべくちんこでも切ればいいんじゃねぇの」
「いやあのもっと穏やかな方法で……」
「知らねぇ。身から出た錆、錆だらけのやつへかける言葉は持ってねぇし」
「北山さん……」
「悔い改めろ」
「……はい」
「頑張れ」


「満和、まだ有澤さんと仲直りしてないの?」
「もう少しぷんぷんしておく」
「なんで?早くしたほうがいいんじゃ」
「今回は本格的に怒ってるアピール」
「満和」
「悲しいから」
「……こうなってるの、鬼島さんのせいなんですよ」
「ハイ」
「もうっ!」
「スミマセン」
鬼島、正座してナツに叱られる。




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