不破の日[1/1]



―二月八日。不破の日である。

というわけで、五年生に不破雷蔵の第一印象、現在の印象、そして不破に求めるものを教えてもらおうと思います。


―久々知兵助の回答―

第一印象はやわらかい雰囲気、だったかな。話しやすいなと思った記憶がある。
今は敵にしたくないと思ってる。ていうか、さらっと怖いこと言うよな。
で?求めるもの?そんなの決まってるのだ。豆腐への愛だろう。


―尾浜勘右衛門の回答―

え?雷蔵?癒されるよねー。マナイスイオンとかでてそう。
まっ、怒らせたら一番おっかないってのは最近知ったんだけどさ。意外と組み手とか接近戦が得意みたいだし?
んー、おれは今の雷蔵が好きだよ。このままでいいと思う。


―鉢屋三郎の回答―

第一印象、か。あれは一年のときだった。大抵のやつは、顔を真似すると目くじらをたてて怒ったもんだ。しかしな、雷蔵は違った。(中略)その笑顔ときたらとても可愛らしくてな、これは仲良くなるしかないと思ったんだ。(中略)つまり結論を言うと、可愛くて優しくて天使のようだった。
今?なに、五年になった今でも雷蔵の可愛らしいさも優しさも衰えることなく、むしろ増していっている。(中略)近頃じゃ、私に対していやに毒舌だが、それも愛だと思っているさ。後輩に向ける暖かい笑みや先輩に使うほんわかとした口調とうって変わり、わたしを見る軽蔑の眼差しも冷たい口調もぞくりとするものがある。(中略)ツンデレ最高!ギャップ萌え万歳!雷蔵素敵!
求めるもの…、そうだな。わたしが雷蔵の特別、という意思表示を常日頃からしてほしいな。(中略)できることなら踏んでほしい。もっと罵られたい。ああ、雷蔵にならなにをされたって構わな(強制終了)


―竹谷八左ヱ門の回答―

初めて会ったときは、髪の毛もふもふしてー、って思ったな。あ、そういうのじゃない?じゃあ、友達思いの優しくていいやつ。
今は、………あー、うん。雷蔵には内緒だからな、絶対だぞ。暴君度が七松先輩に近づいてきたよな。そのうち恐怖政治とか始めそう。
おれたちに対する労りとか、優しさとかさ、いろいろあんだろ。


一通り終わったということで、不破さんから各々に一言ずついただきたいと思います。


―久々知兵助へ一言―

「豆腐豆腐うるさいから萎えるんだよね。それがなければ兵助のこと自慢の友達扱いできるのに。」


―尾浜勘右衛門へ一言―

「勘ちゃんっ…!(きゅん)ぼくも今の勘ちゃんが好きだよ。」


―鉢屋三郎へ一言―

「黙れ三郎、すっごくうざい。ちょっと、結論だけ伝えるってことができないの?」


―竹谷八左ヱ門へ一言―

「ちょっと体育館裏行こうか。」

雷蔵さん、忍術学園に体育館はありませんよ。

「あ、そっか。なら、用具倉庫裏あたりにしとくよ。」


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