僕たち男の子!

「ユキッ!駄目だって!出ちゃうから、やめっ!」

「らめれす、らしちゃってくらはい」

「...ッ、はぁっ!」


息を吐き出す音と共にドロッとした粘りけのある液体が喉の奥に流れ込んできた。

口の中でビクビクと痙攣を続ける彼の自身は未だに熱を持ったままだ。

ちゅっ、と少し吸いながら口から抜けば近藤さんは少しだけ情けない声を出した。

口の中の粘りけのある液体を舌でクチュクチュとかき混ぜてから飲み込む。

喉に絡み付く独特の感覚。

美味しいとは言いがたいそれに無償に喜びを覚えている自分に気がついて内心ため息が出た。


「気持ちよかったですか?大分溜まってたみたいですもんね」

「なっ!?ユキ飲んだのか!?」

「美味しかったですよ?」

「そういうことじゃなくて...」


ため息をつく局長の頬は未だに赤く、色っぽい。

今の局長をみてもこんなことを思うのは僕だけかも知れないが。

何故僕たちがこんなことをしているかと言えば理由は簡単。

いたずらだ。

スナックすまいるの帰り道、いつもと変わらずぼこぼこにされた顔を擦りながらも、幸せそうにお妙さんの事を話す局長に少しだけイラっと来てしまったのだ。

そこで思い付いたのがいたずら。

屯所に帰り、皆が寝静まった頃僕は動いた。

そろそろと皆に気がつかれないように屯所の中を移動し、まんまと局長室へと浸入。

寝息を立てている局長をしり目にいたずらを開始したのだ。




「まだ固いですね」


ツンツンとそれを刺激すればピクンと反応するそれが可愛く、更に刺激を与える。

笑いながらそれで遊んでいれば上から地を這うような低い声が聞こえてきた。


「ユキ、お前にはすこーし、お仕置きが必要みたいだな」

「へ?」


それと同時に座っていた体がトンと押され重力に従って後ろに倒れる。

状況が上手くのみこめず、頭のなかはハテナマークでいっぱいだ。

唯一分かることといえば、局長が普段殆どすることのない悪巧みをするような笑顔で僕を見下ろしている事くらい。


ジィーと音を立てて僕のスラックスのジッパーが下げされていく。

ボタンは既に外されていて、元々ベルトを着けていなかったズボンはスルリと僕の足から抜けてしまう。

ワイシャツは胸の前までたくしあげられてしまっていた。


「局、長?い、いまさっきのはほんの出来心で...」

「だから許してって?だめだ、悪いペットの躾は飼い主がしないといかん」


トランクスを下げられぷるんっと姿を現した自身に顔がカァと赤くなるのがわかる。

他の人より小振りのそれは僕のコンプレックスであり、まして目の前にいる人物のそれとは比べ物にならないほどの大きさの違いがあった。

大きな手がスルリとそれを包み込む。


「ふ、ふぁ!」


自分の手とは違うかさついた手の感触。

剣ダコも自分のそれよりも硬く感じた。


クチュクチュと鈴口を刺激されたかと思えばシゴかれ、揉まれ、動きの読めないそれは怖いほど気持ちがいい。

女の子の経験は何度かあったが、全く違う感覚が自分のなかで生まれている。

快楽に堕ちていくのが自分でもぼんやりとわかるのだ。


「ん、んぁッ!だめ、だめっ、れちゃう、からぁ!...やめっ」


ビクンと脈打ったと同時にびゅくと逝ってしまった。

白濁が自分のお腹に掛かって、気持ち悪い。

だけど、それを見た瞬間に僕のなかで何かがプツリと音を立てて切れたんだ。


「やばい、一回逝かして終わりにするつもりだったんだがな...」


お尻の所に当たっている熱に、体が熱くなる。

欲しい。

そう思った次の瞬間僕は熱に侵された子供のうわ言のように口走っていた。



「局長のそれ、下さい。なか、ぐちゅぐちゅにして欲しいのぉ!」


尻をつきだすようにうつ伏せになり、くぱぁと自分で開いて見せれば局長がゴクリと息を飲む。

指の侵入は容易かった。

くちゅ、といって入ってくるそれになにも考えずに感じる。

一本、二本と増えていく指が前立腺を擦れば甘い声が出た。

ほぐし終わる頃には思考が出来ないほどに蕩けた表情の僕が出来上がっていた。


「そろそろいいか?」

「くらさい、きょくちょーの熱いのほしーれす。」


とろとろになった蕾が熱をいとも簡単に飲み込んでいく。

ビクビクと中で脈打つそれが我慢が出来ないと言うようにグラインドを始めた。


「ふぁ、あ!ん、んん、ふっ、ぁ」

「ユキ締め付け過ぎだ!んな締め付けられるとすぐ出ちまうッ」

「だって、おっきくて気持ちいッ!もっとぉ」

「メスみたいになってるぞッ」

「めす!ぼくめすなのぉ!」


痴態を晒すユキは完全にセックスのことしか頭にない。

そこには自分の性別が男で、男に犯されている事すら関係ない。

ただただ、快楽に従順に生きる獣と化していた。


「ぁッ、いっちゃう!おしりでいっちゃうの!」

「...ッ!はァ!ユキッ」


びゅっびゅっとシーツを白濁が汚せば中で一度膨張した熱がダムが決壊するように破裂した。

びゅるるるると直腸にぶち当たる液体にこれだけ注ぎ込まれれば妊娠するかもなんて馬鹿な事を考えたのだった。









この日から局長はストーカーを止めた。

いや、正確に言えば乗り換えたと言うべきか?


「局長ー出てきてくださーい!会議の時間ですー」

「会議が終わったらヌいてくれる?」


天井から声。

そう、乗り換えた相手は僕なのだ。

しかもこんな状況のために仕事が進まず、二番隊所属だったはずなのに急に局長の秘書にジョブチェンジしてしまった。

全く溜め息しか出ないのが現状だ。


「なに盛りのついたゴリラみたいなこと言ってんですか!」

「会議、出なくていーの?」

「...うっ」

「出なくていーの?」

「わかりました!わかりましたよ、会議終わったら何でも付き合いますから!!!」


すとっ、天井から降りてきた局長がいやに機嫌よく会議室へ向かっていく姿を見て、そろそろ有給を使おうと僕は心に決めるのだった。









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だいぶお下品な作品になってしまった(笑)
近藤さんは変態だといい。ちょいSだと更にいい。
単純に受けが快楽でぐちゃぐちゃになる作品が書きたかっただけなんですけどね。
襲い受けとかすごく好きなんです、ごめんなさい。
近藤さんは快楽責めで、
自来也様はゆっくり言葉責めで堕とす感じだと思う。
最近確信したのは裏は女主より男主のほうが好きっていうこと(笑)




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