2




「え、えっと・・・英虎さん、今、なんて言いました?」

「飼う。」




とうとう私の耳は成仏したらしい

こんな幻聴がきこえるなんて



「東条さん、もう一回、何て、いったんすか?」

「飼う。」



それと一緒に庄次さんの耳も成仏したらしい

目の端で頭を抱えた庄次さんを捕らえた



「虎、何を飼うって?」

「だぁぁあ!こいつだよ、こいつ!」



駄目だ、幻覚まで見えて・・・



「ユウを飼う!」




英虎さんはニカリと笑ってガシガシと私の頭を撫でる








神様、生まれて初めて貴方を恨みます










prev next

bkm
「#お仕置き」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -