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「えーと・・・・」



ど う し て こ う な っ た !


おはようございますみなさん。

私は只今大変な状況に直面しているでござる。

だから少々の口調の変化はきにするなよ、ばかぁ!(某眉毛風)





ベットの上に正座をする私と東条さん(昨日出会ったお兄さん)と庄次さん(東条さんの知り合いでこれまた昨日出会ったお兄さん)

それはもう物凄い勢いで沈んでいく空気

重さを例えるとしたらゾウを超えたね!


そんな空気を打ち破ったのは私だった


「あの・・・、何故知らない部屋で寝ていたんでしょうか。」

「いや、ユウが道端で寝ちまうからよ、そのままほっぽっとくのも危ねぇと思ってつれて帰ってきた。」

「俺は連れてかえるのも何だって言ったのに東条さんがどうしてもって言ったんじゃないっすか!」

「そうだったか?」

「そうですよ!」

「ま、そんなかんじだな。」



野宿でも大丈夫かもしれないとあそこで睡魔に負けたのが原因だったらしい

よくよく考えてみるとこんなこと旅をしていた時にも何度かあった気がする

確かあの時は違うベットで寝てたからそんなに危機感感じなかったんだ

そう考えるとあのときもだいぶ危ない状況だったのかもしれない・・・・


コレだけは確かめなければいけない



「もう一つ聞いても良いですか・・・。」

「・・・なんだ?」

「自分は昨日なにかしたでしょうか?(性的な意味で)」

「昨日か?まぁ、気持ちよさそうにはしてたな。(睡眠的な意味で)」



や っ ち ま っ た !

私は昨日東条さんのベットで惰眠をむさぼるだけでなく、東条さんに大切な物を捧げてしまったらしい

確かに東条さんはその日出会った私みたいなのにベットを貸してしまうほど優しい人のようだが

どうしても好きな人に捧げるべきだとは言わないが出会って数時間の人に捧げてはさすがにいかんだろう



「東条さん、そういえばなんで同じベットで寝てたんですか?東条さんには布団敷いたじゃないですか。」

「いや、毛布一枚で寝たら案外寒くてな。ゆたんぽ代わりに抱きしめて寝たらあったけぇんじゃねぇかと。」

「この子はどっかの犬猫ですかアンタ!」

「ちっせーし、ペット見たいなもんだろ。」




アレ?なんかおかしい。

女の子を抱いたって雰囲気じゃないぞ?

なんか、ただぎゅってして寝たみたいなこといってる・・・。




「あの・・・、」

「なんだ?」

「その・・・交尾的なものは・・・無かったんでしょうか?」



恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずか(ry

なんだよ、交尾的なものって!

もうちょっと何かなかったのか自分!!!!



「ただ抱きしめて寝てただけだぞ?俺は寝てる女を襲うなんてことはしねぇよ。」

「ん?」

「え?」


上から東条さん、庄次さん、私の順で各々反応を返す

私は身構えていただけに肩透かしを食らった気分だ

まぁ、良かったことには変わりないのだが


「ちょっと待って下さい東条さん。この子、女の子なんですか?」

「みりゃわかんだろ。」

「まじで?」


庄次さんが私の方をまじまじと見ていってきたので苦笑して返す


「一応生物学上では女です。でも良く間違われるので別に気にしなくてもいいですよ?」




「東条さん、アンタ女の子ゆたんぽ代わりに抱きしめて寝るって・・・・いつか捕まりますから止めてください!んで、ユウちゃんはユウちゃんでそういうとこ気にしよう!大事だからね!」






(この人たち本当に色々と大丈夫だろうか・・・)
((なんか庄次(さん)って母親みたい(だな)))











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うちの庄次は突っ込み役でおかん!(ドヤァ
なんか扱いが酷く感じるのは気のせいだよ!!!!
大好きだもの、庄次!
きっと気のせいさ☆((((殴



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