1



夜中にぱっと目が覚めた

基本一度寝たらなかなか目覚めないたちなのに・・・

珍しい事もあるもんだなんて思っていると私のおなかが”きゅるー”となんとも情けない声を出す

そういえば今日は三時のおやつを食べてお昼寝をしたんだった

時計を見れば深夜二時をまわっている

きっとおなかが空いたせいで起きたんだな

自分ながらになんとも現金なもんだと呆れる

まったく
ハァ・・・と無意識に出るため息

おなかが空いたままではきっと寝られないのだ

私はそういう人間だ

おなかがいっぱいになれば眠くなるし

眠いなぁと感じた瞬間にはもう寝ている

そんな人間


欲望に忠実で友達からは悩みなんてないだろって言われる(それなりにあるのに酷いよね、まったく)


まぁ、今の時間じゃ辰巳のお母さんも起きてないからコンビニへ向かうことに決めた

机の上にあった自分のかばんを引っつかむ

鞄の中に財布が入っているのを確認して肩から鞄を掛け

辰巳の家を出た



コンビニへと向ける足は軽い



prev next

bkm
「#お仕置き」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -