今日、私の兄の死刑が執行される
私の兄たちは立派な海賊
私のお爺ちゃんは立派な海軍
お父さんには合った事はないけれど多分凄い海賊か革命家
私はお爺ちゃんの傍でお爺ちゃんと同じ地位を持つ海軍
私は兄たちが大好きだから兄たちの事を誇りに思うし、賞金額が引き上げられると嬉しかった
始めはどうすればいいのか分からなくて泣きそうな顔をお爺ちゃんに向けたけどお爺ちゃんは
「泣きそうな顔をするんじゃない、チカ。あいつらも一人前になったってことだ!!」
ってお爺ちゃんがガッハッハって笑いながら頭をワシャワシャかき混ぜるから、なんだか楽しくなって私も笑った
だけど私は見ちゃったんだ
笑ったあと見せた一瞬の寂しさを
アレを見たときに私は決心したの私だけはお爺ちゃんの傍から離れないようにしようって
今お兄ちゃんは今にも殺されそうになっている
ルフィー兄まで入ってきている
ごめんねお兄ちゃん
エースお兄ちゃんが捕まった時に言ってたのに
「爺ちゃんを頼む。」って言ってたのに
それは守れない
ごめんねお兄ちゃん
だって見てしまったんだもの
私が牢にお爺ちゃんがいてあのときに見せた寂しそうな顔でお兄ちゃんを見てたのを
きっとお爺ちゃんはお兄ちゃんたちを失っては駄目なの
だからごめんね
私は自分の能力である“風”を使って広場まで一気に降りてサカズキさんとエースお兄ちゃんの間に割り込む
割り込んだ瞬間に能力を消して肉体に戻った
「なっ!!」
サカズキさんが途轍もなく驚いた顔になって“如何して!”と声に出さずに顔を歪めたのが見えた
エースお兄ちゃんもルフィー兄も、その場に居た全員が絶句する
「だって、“風”のままじゃお兄ちゃんたち守れないから。」
言いながらエースたちにチカは笑顔を向けた
顔をサカズキに向けてチカは言う
沢山の謝罪の意味を一言にこめる
「サカズキさん、ごめんなさい・・・。」
その謝罪はサカズキだけでなくセンゴク、ボルサリーノやクザン、他の海兵たちにも向けられて
「ごめんなさい・・・・。」
チカは涙の伝う顔を柔らかく歪め微笑んでその場の全員に向かって言う
「ありがとう。」
戦場はありえないほど静まり返っていてチカの静かな声は響き渡る
そしてチカは意識を手放した
真っ白の天井
少し安っぽいギシギシ言うベット
部屋に充満するこれでもかと言わんばかりの薬の匂い
右手には大好きなお爺ちゃんのぬくもり
これはもしかしなくても、海軍内にある個室の病室
何度も使った事はあるけれど、今前代未聞のことになっていると思う
だって、一部屋に中将2人と大将3人、センゴク元帥までもが集まっているのだ
しかも、皆寝ている
きっとお爺ちゃんがおきたらドンチャン騒ぎになるから、もう少し寝かせておこう
薬の匂いを嗅ぎながら
“あぁ、生きている”と実感した
〜〜〜後書き〜〜〜
ども!!
初、ワンピ夢!!!
途中半端なく暗かったんですがいい感じになったのではないでしょうか?
ちなみに最後に部屋に居たのは
ガープ・おつるさん・サカズキ
ボルサリーノ・クザン・センゴク
の6人です。
白髭大好きな管理人としては、エース&白髭はどうしても死んで欲しくなかったんです!
なのでこの後の設定としては、チカが倒れた事より、
戦争中止=白髭&エース無事!!
と言う感じです。
出来れば続編も書きたいと思います。
それまで少々お待ちを(●・∀・)ノシ