どうして



あぁ、こんな冬の寒い日に

満点の星空の下で


どうして


どうして


私は貴方を想って泣いているんでしょう?

こんなにも貴方を想って泣いている私を貴方は見ることも感じる事もなく

また、お妙さんを追い掛け回しているのでしょう?

これが叶わぬ恋だなんて

する前から分かりきっていた事

もう泣くのも疲れてしまったけれど

なぜか涙が止まらない

疲れて枯れてしまうぐらい泣いたのに、

なんでか涙が止まらない




あぁ


こんな夜には貴方を想って眠りたい


夢の中の貴方なら


きっと優しくしてくれるから




そんなことを考え泣いていた私は

ふと、後ろから誰かに抱きしめられた



「どうしたの?」


なんていう貴方の声に

私は今までよりも大粒の涙を流しながら


「なんでっ、なんでっ、ここにいるんですかっ!今日は、今日もお妙さんの所に行くって言ってたじゃないですかっ!」





どうして貴方は今私を抱きしめてるの?

どうして俺は今君を抱きしめてるんだろう?


同情?

・・・・。

それとも、貴方の優しさ?

・・・・・・。

そんなのいらない。そこに、貴方の愛がないのなら、一人で泣いてたって同じ事。







   

「そんなの決まってる。チカちゃんの涙は見たくない。俺は君が好きだから。」











===後書き===

はいっ!
近藤さん夢久しぶりです♪
なんだか今日はシリアスな気分だったんで、こんな感じに(汗)
文才がないのは元からですが、今回は特に酷い出来に・・・・・・・
さぁーせんしたっ!!!(((殴


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