太陽のような人
私の心の中はあの人で一杯です


あの人がいるから私は生きていけるのです


私からあの人を奪わないで


あの人が私以外の人を好きだとしても


私のキモチは変わらないから


私はあの人を愛し続けるから


私からあの人を奪わないで


神様お願いです


あの人の笑顔は私に勇気を与える


あの人は私の太陽のような人だから











「おぉ、チカちゃんじゃねぇか。どぉした?そんなに急いで何処行くんだ?」


私はスナックすまいるで働いている

いつもなら、この時間は店が閉まっても残っている人を送る時間だ

私もいつもならば、お妙さんをいつも指名している近藤さんを、送り出す事が日課になっていた

時々、どうしてもお酒が飲みたくなった長谷川さんや銀ちゃんを送り出すが今日は誰も来なかった

近藤さんは殆ど毎日すまいるに来るのに

しかも、今日は給料日

こないわけが無い日のはずなのに



何かあったのではないか


怪我をしたのではないか


もうあの笑顔を見れないのではないか



私は屯所に向かい走り出す

その途中で銀ちゃんに合ったけどそんなの気にしないで走った

かなりの距離を走っただろうか

やっと屯所についた

今日の見張りは山崎くんだったから、

言葉も交わさずに局長室に向かい歩き出す


そして襖をスパーンと勢い良く開ける

そこには赤い顔をした布団に寝転がっている近藤さんがいた

近藤さんの額の上には氷嚢が乗っていて

風邪を引いたんだと冷静に考えれば普通に分かること

だけどチカはパニクっていて

布団の横に座ると泣きながら近藤さんの肩を揺らす


「どぉして、今日すまいるにきてくれなかったんですかぁ〜!!」

「えっ!チカちゃんどうしたの!?行けなかったのは風邪、風邪ひいちゃったんだよ?」


近藤はいきなり部屋に現れたチカ驚きながらも返事を返す

だがチカの暴走は止まらない

未だに「なんでですかぁ〜!!」と繰り返すチカに、どうしてそんなに泣いてるのと聞くと


「近藤さんが!!近藤さんが怪我でもしているんじゃないかっておもって!!・・・・・近藤さんが好きだから!!


「えっ?」

近藤は突然された告白に呆然とする


「近藤さんの声が聞けなくなるんじゃないかって!近藤さんの笑顔が見れなくなるんじゃないかって!」


呆然としていた近藤だったが、正気を取り戻して言葉を紡ぎだす


「おっ、俺ケツ毛生えてるよ?ケツが毛だるまだよ?ゴリラだよ?」

「ケツ毛でも、ゴリラでも好きなんです。急にいなくならないで下さい。ずっと傍にいてくれないと駄目なんです。」


そういうとまた目から涙がこぼれ出す

近藤は泣き出したチカの肩を抱き、耳元で呟く





「えっ?お妙さんは・・・・?」

「やっぱきづいてなかったかぁ〜。少しずつお妙さんへの指名減ってたんだけどなぁ。」

「嘘。」

「これでも?」



    ちゅっ


部屋に響くリップ音


「俺と付き合ってくれますか?」

「喜んで!!」

いつのまにかチカの涙は止まっていた















※イカロスは、ギリシャ神話の登場人物で飛ぶ事に夢中になりすぎ、太陽に近づいたため神の怒りを買い、翼を失くし、墜落したと言われています

〜〜〜あとがき〜〜〜

もう、欲望が駄々もれてるだけの作品なんですがwww
千葉さん(近藤さんの声優)の声を耳元で聞いちゃったりしたら、発狂しそうな気が・・・・
つか、杉田さんとか、大塚さん(芳忠さん)の声とかもやばいんですがwww

こんな駄目駄目な管理人ですが、これからもよろしくお願いします。


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bkm
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