「師匠ー!」
「んぉ、チカか?こーんな夜中にどうしたんだってーの?」
「最近気になっていることがあるんですけど、師匠なら知ってるかと思って!」
そう、僕チカには最近気になっていることがある。
気になりすぎて夜も眠れない。
同級生に聞こうとしたら何故かみんなして顔を真っ赤にして僕を馬鹿呼ばわりしながら逃げてくし。
上忍'sに聞いたら頭をぽふぽふ撫でられながら笑われた。
若いねー、なんてちっとも嬉しくない。
知ってるなら教えてくれれば良いのに!
「明日じゃいかんのか?眠くてたまらん」
「ダメダメ!カカシせんせが夜じゃなきゃダメーって言ってたもん」
そう、カカシ先生は答えは教えてくれなかったけど、聞き方は教えてくれたのだ!
その隣に居たアスマ先生はカカシ先生の頭をバコッと叩いて怒っていたけど、何かあったのだろうか?
まぁ、今そんなことは関係無いし置いとこう。
食らえ!カカシ先生直伝、教えてマイティーチャーの術!
暑いせいでタオルケットも掛けずに寝っ転がっていた自来也の腰の上に乗っかる。
カカシ先生が言うには確か足の付け根らへんにお尻を乗せるのがポイントらしい。
「師匠!子どもの作り方教えてください!ね?」
仰向けに寝てる師匠の上で小首を傾げれば師匠は一瞬ポカーンとした顔をした後、低い声で「誰だ」と一言発した。
「誰って?」
「お前にこれを吹き込んだ馬鹿だってーの!」
「へ?カカシせんせだけど…」
教えて貰えると思ってたのに師匠怒ってるっぽいし、もしかしてやっぱりダメなんだろうか?
つか、これは怒られるパターンのやつか?
そんな風に思っていると師匠が僕のしたで大きなため息を1つついていた。
「はぁ、そんなこったろーと思ったてぇの。そんなんじゃお前にはまだ早いのぉ。2年待ってろ、そしたら教えてやる」
手取り足取りな、って言ってたけどどういう事かな?
でも2年もたったらきっと教えて欲しいって思ってた事も忘れてると思う。
だって二年後って16歳でしょ?
あんまり覚えてる自信がない。
それにしても。
「師匠なんかおしりに硬いのあたってるよ」
「だー!そりゃ言うな!仕方ねぇことだっての!ほれ上からどけ」
自分の頭をぐしゃぐしゃ掻いて、しっしっと俺を退かした師匠。
まったく、ワシを殺すきかのぉ...と小さく呟いた師匠に僕はそんなに重かった?と言う検討違いの言葉を返すのだった。
後日ぼこぼこにされたカカシがアスマに発見されるのはまた別のお話。
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二年後のお話も書く予定。
多分裏になるかなー。
最近男主を書くのが楽しいです。