きっと
「ししょー。暑くてしんじゃいます〜。」


あたしは暑さに弱い

だから、夏は気をつけなくてはいけないのだけど

如何せん今年の夏は暑すぎる

だから今日も今日とて部屋でごろごろ


「ししょー。聞いてます?」

「あぁっ!もうお前はだまっとれ、のォチカ。」


そういわれて、急に唇を奪われる

体が芯から温まっちゃう様なキス

暑いのは嫌いだけど、こうやって温かくなるのは嫌じゃない


この人はあたしの師匠。

そして、恋人。

あたしの一番大事な人。


この人とのキスはあたしの思考を真っ白に変えて、それからこの人色に染め上げる

キスをすると一旦思考が止まってこの人の事しか考えられなくなる

だけどこの瞬間も嫌いじゃない

むしろ心地いい



―――――ぷはっ―――――


どうやら、キスに夢中になりすぎて呼吸を忘れていたらしい

少し苦しくてハァハァと息を吐く

だけど、あたしは性懲りも無くまた同じ言葉を繰り返す

そうすれば、この人はかまってくれるから

さっきまでずっと小説を書いていて構ってくれなかったから少し寂しかったのだ

だから構ってくれるだろう言葉を繰り返す


「ししょー。暑いです。暑くてしんじゃいます。」


そういうと自来也はニタァと口角をあげ悪戯をする前のような顔を作り


「じゃぁ、もっとあっつくしてやろうかのぉ。溶けてしまうぐらいにのぉ。」



あぁ、何故だろう。

暑いのは嫌いなはずなのに、

この人の熱にならあっためて貰いたくなるのは。

この人になら溶かされてもいいと思ってしまうのは。


それは





でもこの人になら溺れるのも悪くない

あたしの一番いとおしい人










〜〜〜後書き〜〜〜

短編久しぶりです▼。I 。▼
自来也夢もひさしぶりですね〜(゚∇゚*)
今回は管理人の大好きな自来也!!
楽しく書かせていただきました〜(≧Д≦)ノ
読んでいただいた方にも楽しんでいただければ幸いでございます(「・А・)びしっ!!
ここまで読んでいただきありがとうございました・゚(゜´Д`゜)゚・。


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