Dream | ナノ

決意








そんなところに、みんなの妹に恋をいている男が一人

そう、この夢小説のお相手京楽春水である((違うのでてきたら駄目だしねw

この男は、マコトが働いている隊の隊長

そして、マコトが初めて恋をした相手であるのだが


「はぁ・・・・・・」


一人で居る隊長室の中にはため息が響く

このため息は、マコトを思ってのこと

初めてマコトを見たときから何故だか気になっていた

だが、彼女がここで働き出してからもっと気になってしまって仕事が手につかない

まぁ、いつもサボってると言っても隊長として最低限の仕事以上はやっている

それがまったくと言っていいほど手につかないのだ

少し前から考えていたことが確信に変わる

そう、自分は彼女に恋をしたのだと


「はぁ・・・・・。」


だが、男のため息はとどまる所を知らない

自分の気持ちが分かったところで、困難なことに変わりない

京楽は今まで表では遊び人のように振舞っていた

確かに本当は遊び癖もそれほどないのであるがそちらの方が気楽だったのだ

だが、それが今では悔やまれる

真実がどうであれ、周りから見ればれっきとした遊び人である

それがなくても、マコトとの間には埋まる事のない親と子ほどもの年の差があるのだ

これは、絶望的といって過言ではない



少し前に食堂で何処がすきなの?と友人に聞かれて

“優しそうだったから”

と答えていたマコトも京楽が遊び人であることを人から聞いたらキモチが変わるかもしれない


普段の京楽からは感じられない自信のない考えが頭の中を駆け巡る

諦めようか、諦めまいか迷っているうちにかなりの時間が過ぎる

京楽の思考を止めたのは隊長室の襖の空く音だった


襖が開いてマコトが顔をだす


「書類、お届けにまいりましたぁ〜。」


そういうマコトの手には大量の書類


「大丈夫かぃ〜。ありがとう。」

「いえ、まだ仕事が残ってますので戻りますね。」


そういって足早に去っていく姿をみて、京楽は心を決めたのだった