波の国1
「・・・・・・・・・と言うわけで、これからお前たちには、このタズナさんの護衛で波の国までいってもらう。」
三代目が大体の説明を終えると口々に不満を言い出す
「おれ、こんなおっさん守るのやだってばよ!!だってこのおっさん、俺の事チビとかよえーとかいってきたんだってばよ!!!」
「ふんっ・・・・。」
サスケも不満そうに息を漏らす
そんな七班に三代目は一言声をあげた
「じゃぁ、今まで通りDランク任務にするか・・・?」
まさに鶴の一声である
その一言で、場の空気はガラリと変わり
「やる!!やらせてください!!」
とまで、ナルトに言わしめる
その会話が行われている真っ最中にマコトはこんな事を考えていた
「(三代目ってやっぱり狸・・・・・。)」
話がようやくまとまり、荷物を持って大きく“あん”と書かれた門の前に集合した
いつもマコトがここをくぐるのは夜
昼間くぐるのは初めてでなんとなく新鮮な気分になる
マコトが大きく深呼吸をすると
「いくってばよ!!」
と言う兄、ナルトの声がした