Dream | ナノ

すず取り合戦







先ほどまで“起こした”“起こしてもらってない”などと言い争っていたマコトとナルトだったが、三十分も言い争うとさすがに疲れたのか、二人とも大人しくカカシが来るのをまっていたのだが・・・・。


「おーそーいーーー!!」

「カカシ先生ってば遅すぎだってばよ!!」


そう、さすが双子と言うことだろうか、2人は仲良く叫んでいる。


「(ナルトも怒ってるけど、マコトからものすっっっごい禍々しいオーラがただよってるから、早くカカシ先生来てーーーー!!)」((byサクラ


そんな時やっとカカシが現れる。


「道に迷っちゃって」

「「ハイ、嘘」」


マコトは待つのが極端に嫌いである。

特にカカシに待たされるのが一番。


「カカシ先生?随分遅いおでましで・・・(ニッコリ)」


   ズサッッッッ


「すいませんでしたぁぁぁ!!」


カカシは思い切り頭を下げた。きっとこんなカカシをアスマなどが見たら大爆笑していただろう・・。

マコトはそれを見て、


「どうされたんですかぁ?カカシ先生、上忍が笑っている子供に頭下げちゃだめじゃないですかぁ」


確かにマコトの口元は笑っていた。だが、逆に言うと目元は笑ってなどいなっかった・・・。

しかも、カカシはマコトに言い当てられてしまっていた。7班がまだ下忍になっていないことを。

ここまで知っているなら、マコトは今回の演習内容
も分かっているだろう。

カカシは背筋にツゥーと冷や汗が流れたのをかんじた。


「じゃっ、じゃあこれからサバイバル演習を始めましょ。(まったく、末恐ろしい・・。まっ、その子に惚れてるんだけど)」


そんなこんなで、サバイバル演習もといすず取り合戦が始められた。