Dream | ナノ

嫌な予感






ガラッ


アカデミー卒業生の集まった部屋にイルカが入ってきてはなしをはじめる。


「今年のアカデミー卒業生は28人となった。よって基本担当上忍を入れてフォーマンセルだがひとつの班だけもう一人多くなる事になった。では、これから班編成の発表をする。きちんと聞くように!!」


そして、1斑から順に名前を呼ばれる。


「6班・・・・・・・・・・・。7班、うずまきナルト、うずまきマコト、はるのサクラ、うちはサスケ。」


マコトはサスケにはあつい視線、ナルトにはきつい言葉を送っているサクラに、


「やったーvサクラちゃんと同じ班だー!!」


と言いながら太陽のように笑いかける。

そして、サクラも


「マコトと同じ班よかったわーvV」


と笑う。


マコトはもう一人の班員サスケのもとにいって


「これからよろしく!!」


と先ほどと同じ様に笑いながら右手を差し出した。
それを見ていた子供達は男女関係なく頬を赤く染めていた。

サスケはふんっと鼻を鳴らすだけだったが、その頬はほんのり赤く染まっていた。

そんな事をしている間にほかの班は担当上忍が迎えに来て7班以外の班がいなくなってしまった。

ナルトやサクラはぶつぶつ文句をいい始め、黒板消しをドアにはさむ。

いつもならナルトと一緒に悪戯をするマコトだが、今日はいやな予感がして、悪戯に加わらなかった。


「(もしかして・・・、あいつが担当上忍・・、こんなに遅刻する上忍なんてあいつ位しか思いつかないっ!!)」


マコトは心の底から、あいつ(変態)でない事を望んでいた。

その望みは、10分後に脆く儚く崩れる事になるが・・・。