Dream | ナノ

過去拍手 冬





「勲さん!勲さん!起きて!」

「んぁ?どーしたのそんな急いで...」


布団から上半身だけ起き上がった状態の勲さんの体にばふっと飛びかかるようにタックルをかます

その衝撃を感じさせないように私を抱き締めた勲さんはやっぱり逞しくて格好いい


「雪!雪降ってる!」

「雪?寒いなぁと思っていたらもうそんな季節か。初雪だな。」

「今日おやすみでしょ?お散歩行こうと思って起こしたの!」


そうか。と言って頭を撫でる勲さん

にっこり笑った笑顔も可愛い

そんな風に思ってしまう私は確実に勲さん中毒だ

まぁ、近所でも有名になるほど私達夫婦はバカップルだから今更なのだけど

私が見た目が幼いせいか最初の頃はよく二人で歩いていると

勲さんの部下の人たちに怒られたりしたけど(勲さんが犯罪者に見えるらしい)

今ではそんなこと全然無くなって私達は公然の関係となっている


「朝飯食ってから行こうか。」

「うん、ご飯出来てるよ!」






幸せなひととき