Dream | ナノ

過去拍手 冬





「あ、おはようございます局長。」

「おはよう。今日も早いな!」

「今日は一段と冷え込みましたから目が覚めてしまったんです。」



へへへ・・・と苦笑いを零し干していた洗濯物の続きを再会

ぱっぱと終わらせてしまわないと朝稽古を終わらせた隊士たちが朝ごはんを食べにきてしまうからだ

早めに起きてしまったため、朝ごはんの前に洗濯をしようとしたが急がなければ間に合わなくなってしまう



白いさらしをパンパンと皺がつかないように伸ばして干す


次の洗濯物に伸ばした手はいつの間にかすぐ近くに来ていた近藤によって握られていた



「どうしました?」

「痛くねぇか?」

「これですか?」

「あぁ。」



手に出来たあかぎれ

冬に水仕事をするうえでは仕方のないものだ

私はもう諦めかけている


苦笑いを零す私の手を大切そうに両手で握り

局長はその手にそっとキスをすると






明日にでもハンドクリーム買って来るからと笑った








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拍手ありがとうございます!
スタイリッシュゴリラとかいかがですか(`・ω・´)←