魅力的な貴方へ
「長谷川さん。」
そう声をかけると振り向いて笑いかけてくれるあの笑顔が好き
「今日も仕事だめだった・・・。」
そういってしょんぼりする長谷川さんには悪いけど、少し落ち込んで泣きそうな声も好き
「大丈夫ですよ、また一緒に探しましょう?」
と私がいうとなみだ目になって見上げてくるサングラスの奥の瞳が好き
俺って駄目だな・・・って落ち込む長谷川さんに駄目なんかじゃないと声を掛けても彼は聞いてくれない
マダオというあだ名が彼についたそのときから彼は自分を卑下するようになった気がする
彼は彼の魅力に気がついていないのだ
彼の周りの人間も
あのいつも彼が大切にしているピカピカのサングラス
彼がいつも丁寧に剃っている髭
大抵吸っている煙草の匂い
少しニヒルに笑うところ
全部が全部彼の魅力なのに彼は全然気がつかない
今だって
「長谷川さん、好きです。」
こんなことを彼の顔と私の顔がくっつきそうになるほど近づけて言ったって
「おいおいマコトちゃん、おじさんはからかうもんじゃねーぜ。」
とかいって全く相手にしないどころか
「どーせおっさん引っ掛けるならこんなマダオじゃなくいい人探しなさい。」
なんて自分を卑下するんだ
いくら好きって言っても魅力的だと思うところをいくら挙げても
私の言葉を貴方が相手にしないから
私昨日いいこと思いついたの
「長谷川さん、好きです。」
「だから―・・・」
貴方が否定の言葉を発する前に
貴方の唇を私のそれで塞いでしまえばいいって
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長谷川さん好きだ!
観察日記の回とか物凄く好き。
アニメ銀魂終わっちゃったけど
また帰ってくるのをジャンプ片手に待とうと思います。