お月見したいね
「お月見したいねと言ったら」
case:四天宝寺
case1:金ちゃん
「ほな餅食べよーなー!」
「お餅?お団子やのーて?」
「おん、餅やで!ねえちゃん知っとるか?月でな、うさぎが餅ついてんねんて!」
「ぐっ、相変わらず金ちゃん天使やな!めっちゃおいしいお餅用意しとくから楽しみにしとき。」
case2:白石君
「うーん、月見か、」
「え、なに?なんかアカンの?」
「実はな、満月の夜は俺のなんかが解放されんねん。ほら、狼男みたいな。」
「…、あんたがなんかから解放されとんのはいつもんことや!」
「んーっ、エクスタシー!」
case3:小春ちゃん
「月見か、ええわね。ちなみに今年は9月30日が中秋の名月やねんて。楽しみやね。」
「その日にみんなでお月見できるかな?過ぎてしもたらどないしよ。」
「ふふ、ええやないの、過ぎてしもても。」
「ん?なんで?」
「一緒に見たら、いつの月でも名月やで、きっと。」
「四天宝寺には天使が二人おったんか!天使やな、小春ちゃん!」
case4:財前君
「ほんでな、『一緒に見たら、いつの月でも名月やで、きっと。』って言われてん。天使やんな、小春ちゃんほんま天使やんな!」
「はあ。なんつーか、先輩そのテンションちょっとうざいっスわ。」
「相変わらず辛辣!」
「…せやけど、まあ、確かにいつ見る月でも、先輩が隣におって、綺麗やなーって言い合えるんやったら、それが名月なんでしょうね。」
「あはは、夏目漱石かー、っちゅうねん!」
「…。」
「え、なに?つっこみどころおかしかった?」
「意味わかってんねやったら、ちったー照れろや!」
「ざ、財前にタメ口でつっこまれた!」
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