日食を見よう
「日食を見ようと言ったら」
case:四天宝寺
case1:金ちゃん
「日食?太陽食べるん?」
「ちゃうちゃう、太陽をうちらが食べるんやなくて、太陽が食べられたみたいに消えんねん。」
「っ!うわぁぁあ!そんなんワイ嫌やぁあ!」
「うわ、ごめん金ちゃん!えっと怖ない、怖ないで!・・・白石ぃ、ヘルプー!」
case2:白石君
「金ちゃん、大丈夫やで。ちょっとの間だけ、空に食べらて見えんくなるけど、またすぐに太陽戻ってくるさかい。」
「白石ぃ、ほんまか〜?」
「ほんまやで〜。珍しいもんやし、綺麗やからみんなで一緒に見ような。」
「おん!ワイめっちゃ楽しみになってきたー!」
「さすが白石、オトンや。」
case3:銀さん
「天照大神はんが隠れてまうんか。またスサノオはんがなんかしたんかな。」
「え、銀さん?」
「ははっ、ほんまスサノオはんには困ったもんやな。」
「アカン何言ってるかわからへん。(小春ちゃんに聞いてこよう。)」
case4:小春ちゃん
「銀さんそんなこと言っとったん?やっぱ古風やな〜。大昔はな、日食があると、スサノオが悪さばっかするもんやから、スサノオのお姉さんで太陽神の天照大神さんが岩屋戸に隠れてしもたんやって思ってたんやって。ロマンあるよな〜。」
「なるほどな〜。小春ちゃんありがとう。財前にこれ言って頭いい振りしてくる!」
case5:財前
「は?」
「だからね、スサノオが悪いことして、怒った天照大神が隠れて、日食やねん!」
「アカン、とうとう頭沸いてもたか。」
「とうとうてなんやねん!とりあえず、日食が見たいっちゅーことや!」
「ああ、5月21日の早朝6時頃から、日本各地で見られる日食のことっスか。今年のは大阪でも金環日食見られるんスよね。日食グラスも買っとるし、もう準備バッチリっスわ。」
「え?きんかん?金柑?」
「は、知らんとかアホとちゃいます?金環日食が見られるん、日本では25年ぶりなんスよ。まあ、地球上では2年ぶりっスけどね。あー、もう今からめっちゃ楽しみっスわ。」
「え、なんや意外と財前が一番楽しみにしとる。」
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