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しりとりしよう


「しりとりしようと言ったら」
case:四天宝寺


case1:謙也君

「行くでー、謙也。しりと、り!」

「リボン!」

「…ん?しりと、り。」

「旅館!」

「…。」

「しりとり終わるのも最速や!」

「アホやこいつ。」


case2:白石君

「しりと、り!り、からやで。」

「リール。」

「る、留守。」

「スティール。」

「えっ、る?…ルート。」

「トロール。」

「また、る?うーん、…て、なんで、さっきから、「る」ばっかなん!」

「ふっ、しりとり聖書と呼ばれた男やからな。どんな言葉からもすぐに語尾が「る」の言葉出てくんで!」

「私は普通にまったりしりとりしたいねん!」


case3:銀さん

「しりと、り!りー!」

「りんご。」

「ごりら。」

「らっぱ。」

「…ううっ、アカン涙が。」

「(涙一滴も出てへんけど、)ほら、ハンカチ貸したるから拭きやー。どないしたん?」

「やっと普通にしりとりが続いて感動してんねん!おおきに、銀!」


case4:財前

「しりと、り!」

「リクエスト。」

「と、徒歩。」

「放課後。」

「ご、…こでもええんやんな?」

「はい。」

「校歌。」

「甘味処。」

「ろ、…ん?(リクエスト、放課後、甘味処…)もしかして、デートのお誘いだったり?」

「そうっすけど。」

「…。(ペシッ、ぺシッ)」

「照れ隠しに叩くのやめてもらえます?(アホかわええ)」


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