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ホワイトクリスマスに憧れる


「ホワイトクリスマスに憧れると言ったら」
case:四天宝寺


case1:一氏君

「そんなん寒いだけやんけ。」

「夢のないこと言わんといてよ。てか12月なんてどうせ寒いんやから、雪くらい降っても寒いんは一緒やって。」

「ほなコタツから雪見よ。それなら百歩譲って許したる。」

「なんで一氏の許可がいるんよ。まあ、せやけど、コタツ好きやからそれもええか。」


case2:謙也君

「わかるわー!憧れやんな!」

「せやんな、憧れるやんな、やっぱ!謙也はわかってくれるって思っててん!」

「ほんで、寒いなーとか言いながら、コンビニで豚まんとホットココア買って半分ことかもええやんな!」

「わかる、わかるー!」

「長いマフラー二人で巻くとかもええなー!」

「いや、それは歩きにくいやろ。」


case3:白石君

「ホワイトクリスマス、なー。」

「ん?なんよ。」

「いや、俺、白石やん?」

「何をいまさら。」

「白石って、ホワイトストーンやん?せやから俺と一緒におったら雪降らんくてもホワイトクリスマスになったりせーへんかなー、なんて。…はは、ちょっと寒かったな、」

「天才や、」

「は?」

「天才的やな、白石!クリスマスは一氏ん家のコタツに入ることになっとるから、白石もそこ集合な!よかったわー、これで今年のホワイトクリスマスは安泰やな!」

「お、おう。(想像以上の食いつきや。)」


case4:財前君

「あー、残念やけど、大阪、雪予報出てませんよ。」

「ふっふふー、天気予報を見て落胆するのはもう去年までで終わりや!今年のホワイトクリスマスは安泰やねん、確実やねん。」

「なんなんこのテンション、めっちゃ高いな。」

「白石がな、白石はホワイトストーンやから、一緒におったら雪降らんくてもホワイトクリスマスやでって言うてん。」

「…は?」

「せやから今年のホワイトクリスマスは確実やねん。天気になんて左右されへんで!」

「え、いや、…はっ?」

「財前、は、って2回言うたで。なんなん、反抗期なん?」

「いやいや、ちょっと待ってや、なんで白石部長と一緒にクリスマス過ごすことになってんスか。(付き合って、ないやんな!)」

「いや、だからホワイトクリスマスに憧れて、」

「ほんなら俺、雪降らします!せやから俺と一緒に、」

「え、財前雪降らしてくれるん?天候操れるん、自分。」

「はい。」

「即答かい!すごいな。まあ、そんなびっくり技を披露せんくても仲間外れになんてせーへんから安心しーや。クリスマスは一氏ん家のコタツ集合な。」

「…は、ユウジ先輩?(白石部長やなくて?)」

「せやで、一氏の家のコタツに集合やねん。白石の他に小春ちゃんも来るんとちゃう?多分一氏が呼ぶやろうし。」

「焦りを返せ!さっきの俺の焦りを返せや!」

「え、す、すんません。」


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