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2013/04/17 00:25

謙也君は、男前で気遣いのできる鈍感だったらいいな、と思うのです。


以下、仁王君の、こんな話が読みたいな、というネタ


居場所が見つからなくて寂しい女の子が、ある朝登校中、段ボールに入った猫を見つける。段ボールには、拾って下さいの貼紙。自分と姿が被ってみえて立ち止まるも、何も出来ずに立ち去る。学校が終わる頃には、あの子絶対ウチに連れて帰ろうと決心し、急いで向かうと、柔らかな笑みの女性と小さな男の子に抱かれて貰われていく子猫の姿。なんだ、寂しかったのは私だけか、と落ち込み、置き去りにされた段ボールの横にしゃがみ込む。

と、そこに現れる仁王君。拾って下さい、か。じゃあ俺の家に来んさい。本当は猫拾うつもりだったんじゃが、まあ、同じ拾い物ぜよ。そう言いながら伸ばした手に、無意識に手を伸ばす女の子。触れた指先が自分と同じくらい冷たいのに安心して、そのまま手を掴む。って感じのお話が、読みたい。

仁王君はなぜか一人寂しく一人暮らしをしているという捏造設定。女の子は寡黙な子がいい。寂しいとか思っても泣いたりせずに、ただ黙り込む子。

仁王君はあんまり表立って甘やかしたりはしなくて、ご飯食べんのめんどいのーなんて言ってソファでゴロゴロしたり、服はてきとーにそこらにあるもの着ときんさいって言って一人でシャワーあびてさっぱりしたり、なんかお前さん作れんのってご飯ねだったり。

そんな仁王君のことを、この人の方こそ猫みたいだな、なんて内心思いつつも、一人のマンションの部屋に戻るよりはマシか、なんて考えて、てきとーにご飯作る女の子。でも料理の腕はそんななよくなくて、よく食卓にのぼるメニューは、ホットケーキ(ミックス使用)。初日の夕食に、たまたまあったミックスを使って作ったホットケーキを出し、なんじゃこれ、こんな甘いもん夕食じゃなか、って食べながら仁王君が呟いたのを聞いて、そっか、夕食は甘くないものがいいんだ、と納得する。文句言うなら食べないで、とかの軽口が返ってくるかと思ったのに、無言だったので、傷つけてしまったかと焦る仁王君。なんで焦っているのか理解できず、ああ、そうか、食べたくないものが目の前にあるから困っているのか、と思ってホットケーキの皿を仁王君の前からどけようとすると、また焦ってそれをとめる仁王君。待ちんしゃい、ほんとはホットケーキ大好きじゃから。

なんて感じの仁王君のお話読みたい。これ書くとしたら、短編なのか、長編なのか、どっちだろう。侑士君の猫連載みたいに、一話完結を続ける形式かな。

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