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2013/02/08 00:25

昨日の一氏君のプロポーズに引き続き今日は財前君のプロポーズのお話でした。

財前君はプロポーズ、あんまりロマンチックにきめたりしなさそうなイメージ。普通に過ごす中で聞き流しそうなくらい、さらっと言いそう。


プロポーズネタをいろいろ考えるの楽しかったので、以下他の人たちでプロポーズ子ネタ。

case1.謙也君

「毎日味噌汁飲みたいねん。」

「味噌汁は飲む物じゃなくて食べる物だと思ってた。」

「いや、食べるでも飲むでもどっちでもええねんけど、…せやなくて、これからな毎日な、味噌汁作って欲しいねん。」

「なんなの。今ポタージュスープ作ってる私にけんかうってるの?」

「ちゃうねん!あーもうなんで伝わらへんかな!毎日お前が食べたいねん!」

「…。」

「あ、ちゃう、毎日お前が作った味噌汁が、…ってちょっとなんで笑ってんの!」


case2.神尾君

「なー、次の日曜あいてる?」

「んー、休みだよ。」

「お、よかった。じゃ、行きたいとこあるから空けとけよ。」

「なになに、どこ行くの?」

「ジュエリーショップ。」

「…え?」

「結婚、しよう。」

「っ、はい!」


case3.ジャッカル

「あー、もう、なんなの!私のどこが悪いっての!いい女じゃんか!ねえ、ジャッカル!」

「さあな。とりあえず、おでんの屋台で酔っ払ってくだまいてるようなのはいい女とは言わないんじゃねぇか?」

「うっ、ぐす、ジャッカルの、ばかぁ。今日くらい、優しくしてくれたって、いいじゃんかー!うわーん!」

「はあ、今日はどうしたんだよ。」

「うっ、3つ下のそんなにたいして仲良くなかった後輩から、結婚しましたメールが来た。」

「結婚は早さじゃねーって。」

「でも、おでんの屋台で酔っ払ってるような女とは誰とも結婚したくないって、ジャッカルが。」

「言ってねぇよ。そこまでは。」

「いまさら慰めようったってそうはいかないんだから!ジャッカルの優しさには騙されないんだから!こんな酔っ払いと結婚したい人なんて、いないんだー、うわー!」

「ああ、もう、お前もう飲むなって。それに、いるよ、お前と結婚したいって思ってるやつなら、ここに。」

「…はい?」

「おっちゃん、大根とがんも、あと、こんにゃく。」

「あいよ。」

「え、ちょっと、ジャッカル、今!今なんて!もう一回!」

「ああ、お前の酔いがさめたらな。」


case4.跡部君

「わあ、すごい、空飛んでるよ!夜景綺麗!」

「そうか。気に入ったみたいでよかった。」

「うん、まさか自分が飛行船に乗るなんて思ってなかったよ。昔はこれ、魔法の乗り物だと思ってたんだ。」

「ふっ、ああ、そうだったな。」

「え、知ってたの?」

「ああ。王子様は白馬じゃなくて、きっと魔法の乗り物に乗ってる、だったか?」

「えっ、ちょっと、本当になんで知ってるの、恥ずかしい!中学の頃だからね、今はそんなこと思ってないからね!」

「恥ずかしがることないだろ。」

「うるさいなー、もう跡部のばか。」

「そんなこと言うなよ。お前が王子様は飛行船に乗ってるって言ったから、飛行船を用意したってのに。」

「…は?」

「The prince and the princess lived happily ever after.(お姫様は王子様と末永く幸せに暮らしました)お前の好きなお伽話は、よくこれで締めくくられてたな。」

「そうだったね。」

「どうだ、王子様は見つかったか?」

「はは、やめてよ。もう王子様なんて夢見たりなんてしないって。てか、日本の公道を白馬で走ってたらただの怪しい人だよ。」

「お前の王子様は白馬じゃないんだろ。」

「もう、魔法の乗り物の話ひっぱらないでよ、恥ずかしい。それに、飛行船だってそんなポンポン気軽に飛んだりしないよ。」

「お前が今乗ってるのはなんだ。」

「え?…あ、飛行船。」

「言ったろ。お前の為に用意したって。で、王子様は見つかったか?」

「たった今、見つかった、みたいです。」

「くっ、そりゃよかった。」

「本当に、お伽話みたい。」

「お伽話なんかじゃ終わらせねぇよ。」

「ふふ、ありがと。」


*

謙也君はロマンを求めてベタなプロポーズをしようとして失敗してへこんで、後日気合いを入れ直して、結婚しようや、と言ったらいいと思う。

神尾君は日常の中でサラッとプロポーズタイプだと思う。ちょっとそこまで買い物行こうぜ、なノリで誘っておきながら、内心ドキドキバクバクしてたらいい。

ジャッカルとは仕事終わりにたまに飲みに行く間柄になりたい。ジャッカルは友達だから、とか同僚にいつも言っているのに、さりげなくプロポーズっぽいことを言われ意識したい。で、次に飲みに行こうと誘われた時に、しっかり化粧直ししてドキドキしながら行ったのに、なんの反応もなくて、飲みながらジャッカルのばかぁ、って泣いて、ジャッカルに宥められたい。

跡部さんは昔言った些細なこととかをずっと覚えててくれそう。ちなみに飛行船の上には薔薇の花びらを舞わせるためのヘリがスタンバイしてます。私は跡部さんをなんだと思ってるんだ。跡部さんは高価なプレゼントをバンバン贈ったりとかじゃなくて、こうやって昔の思い出にさりげなく色付けるような演出をしてくれたらいいな、と思うのです。


…こんだけネタ固まってるなら、お話として書いて更新したらよかったかも。特に後ろ二つ。

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