編集後記
終わらない物語。
まずこれの題名は「テニスの王子様」の原作終了後。
現在、続編もありますが、あの彼らの夏の終わりの話はでていません。
ですから、私なりに彼らの後を追いたくてできた話で。
終わったけれど、それでも彼らは生きている。
そういう思いでつけました。
あの彼らの夏の感動は、とても胸に打つ物でした。
テニスにかける彼らの思いは当然、半端なものではなかったはずです。
だからこそ、それぞれの思いがあってすこしぎくしゃくして。
それでもっと強い絆を築いていくのではないのでしょうか。
話自体は、彼らの純粋な思いを穢したくなかったので。
純愛目指して頑張る！
なんて思って書いていました。
名前呼ぶまでも一苦労です。
そしてそれに見合うような風景描写、を。
綺麗な景色を想像、というか、書くのはとても必死でした。
けれどせっかく四季のある日本に産まれたのですから。
それを実感しつつ。
それがいかに美しいのか。
改めて気づかされながら、この作品を書いていました。
私の書く話は基本的に淡いような物が多いのですが。
これは特に透明感のある話を、と思っていました。
そのせいで少し主人公のキャラがたたなかった……。
これがこの作品においての一番の反省点ですね。
今、自由に恋愛して、自由な人生をできるようになっています。
けれど。
だからこそ。
今の一瞬一瞬を振り返って欲しいのです。
好きにできるからと言って。
その一つ一つを疎かにしないで欲しい。
今をしっかりと見て、感じて。
そうして生きていって欲しい。
そんな思いがこの作品には込められています。
それを感じてくれたら、私としても幸いな限りです。
では、最後に。
ここまでご愛読ありがとうございました。
2011年3月07日
project by楓
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