05
ハルの家に到着したのは結局、夜遅くになってしまった。
祝賀会と言う事で焼き肉に行ったのだ。
チョイスは弦兄。
肉はみんな好きだからね。
学生でたくさん食べられて騒げるのはそこ位だし。
「俺達はこれで引退だからね。
赤也は部長になる。
しっかりやりなよ」
「ういっす!」
「舞も、マネとして赤也の事、頼むね」
「はい、精市先輩」
「部長となるからには遅刻するなよ。
他の部員の示しがつかんだろう」
「……ど、努力します」
「無論、引退しても顔は出す事になるだろう。
弦一郎はずっと赤也が部長として責務が果たせるかどうか。
気にしている姿が目に浮かぶようだ」
「赤也の部長姿、拝みにいってやるぜぃ!」
「やめて下さいよ!」
「勿論、ジャッカルもな!」
「俺かよ!?いや、行くけどよ」
「赤也が部長とは世も末やのぉ……」
「仁王君、例え真実でも言ってもいい事と悪い事がありますよ」
「ヒロ先輩もさりげなくひどいですよね」
こんな会話がなされていた。
明るく会話ができるもの優勝できたから。
「ハル。用事って?」
「もう遅いナリ。
また明日な。
ほれ、さっさと寝るぜよ。
明日は早いからの」
明日?
学校はないのに何故早いのだろう。
「ん、お休み」
「お休み、舞」
私自身は何も運動はしていなかったけれど思っていたより疲れてたらしく。
眠りにつくのは早かった。
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