あとがき
あの空の下で これにて終了です。
最後までおつきあいありがとうございました！
タイトル的には
あの空の下で、と仁王くんの事を言っているようで
自分の上にあるあの空の事も言っている……というオチになしました。
この主人公は引っ込み思案で思った事をうまく伝えられない子でした。
現実と理想の間でいつも悩んでいました。
けれど物事の本質をしっかり捉えられ、肝心な事は見失わなずにいた子です。
何が大切かは人によって違います。
ですがその「大切」を見失わないで下さい。
この子は上手くそれを表現できずに、黙ってしまって諦めてかけている節もありましたが
その度に仁王を始め周りの人に支えられ復活しました。
だから最終的に自分の力で思いっきり踏み出したんです。
諦めるのは楽かもしれませんが
努力するのは苦痛かもしれませんが
それでもやるべき事があるはず。
またこの子は想像以上に成長したな、と書いていて持った子でもありました。
こんなに成長したのは始めてです。
でも素敵な成長になったと思います。
成長は時に前にも後ろにも行くことはありますが彼女は前に進んだ気がします。
勿論、時に後ろに進む事も時には必要だという事も、言っておかなければならない事ですが。
最終話は特にありったけのメッセージが詰まっています。
だから個人的には気に入っています。
人生は生き難いのですが、それに対しての心構え、というより
こう思うといいのではないかと個人的な提案です。
最後に立海大に進学するというものは連載を開始した当初から考えていたものですが
思ったよりいい流れになったなという感想も持ちました。
なかなか制限があって書きにくい部分もあったのですが
少し気に入ってます
あと子供時代の仁王も書けて大満足です。
子供時代の仁王は若干スレてると信じてやみません（笑）
改めて。
ここまでおつきあいありがとうございました！
120422
project by Kaede
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