■指輪はいらない
付き合ったからって指輪なんかいらない。
誰かのものって感じがしちゃうから。
縛られたくないの。
そう強がって言う私だけど、本当は……欲しい。
でも重いと思われたくなくて、つい意地を張った。
そんな私に彼が送ってくれたのは
銀のチェーンに通された小さな小さなベビーリング。
それをいつも首にさげて、結局は首輪をされた私。
ああ、私の指が赤ちゃんぐらいだったらよかったのにな。
2014.5.14
[
prev
][
contents
][
next
]
×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -