プラトニックでお願いします | ナノ



プラトニックでお願いします(fromマケズキライ)
*最後の勝負から割とすぐ、三郎の部屋にてDVD観賞などした後 


「あ、三郎、私そろそろ帰る」
「え、まだ18時だけど……って、泊まっていかないの?」
「うち外泊禁止だから」
「あーそうなんだ。でもそこはホラなんかこう適当にというか」
「親に嘘つけっての」
「平たく言うとそうです」
「無理。絶対バレるし。というか、私との交際はプラトニックでお願いします」
「ええっ!」
「そういえばこの間どさくさまぎれにキスしたけど、ああいうの本当にやめて。私結婚するまでそういうこと一切する気ないから」
「ええええっっ!!」
「うるさいなあ」
「いやニコちゃん、それって正しくないよ」
「正しいです。結婚前に不純なことはしてはいけません」
「ニコちゃん、いつの時代の生まれ……」
「平成です。とにかくもう帰らないと、門限20時だし余裕もちたいし」
「……(門限とか言ってる人初めて見た)」
「まだそんなに暗くないから送ってくれなくていいよ」
「いやニコちゃん……、そうだ! 勝負しよう勝負。俺が勝ったら、泊まれとは言わないからせめてキスするのは許して」
「ダメです。今までの三郎との勝負は不正の疑いが生じています。今後対戦することは有りません」
「ニコちゃーん……」
「じゃあまた来週学校でね!(にこっ)」
「送ってくよ…………」




(after word)
さあ、二人は一線を越えることはできるのか!?
越えることができず別れるか、はたまた結婚までニコちゃんの貞操は守られるのか!ww

2014.3.18



contents
×