骸視点


彼女に何故素っ気ない態度をとってしまうのか、自分でも分からないんです


きっかけは、ほんとにちっぽけな事でした




任務帰り、中庭を通ったらうみが雲雀恭弥に抱きしめられてるのを見た



ただそれだけなんです



ただそれだけの事なのに、どうしようもなく嫉妬してしまったんですよ…



うみがボンゴレのボスや守護者達に愛されているのは知っていました


それはいいんです。ほほえましいことですから



しかし、雲雀恭弥のうみに抱く想いは他とは違かった


一人の女性として彼女に眼差しが向けられていた



それを知っていたからこそ、どうしても許せなかったんです



うみは悪くない、わかってるんです



でも、どう接したらよいのか戸惑ってしまって



うみと向き合うことを避けつづけた



しまいには、うみに嫉妬してほしくて


浮気をした



こんな女、べつになんとも思っていませんし、欲情もしませんよ





ほんとうに僕が愛してるのは…










うみ、あなただけです





でもどうしたらよいのか今だに答えが見つかりません




走って部屋から出ていくうみの輝く涙をみて、




あなたという存在まで見失ってしまうような気がした





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -