少女の世界

線路を辿って行けばその先には湖があって、冷たい水にこの身を委ねる事ができる。
憐れみも嘲笑も、寝る前のココアと一緒に飲み干します。
いつかその甘さに殺されてしまえれば、と…。
目を閉じて朝になって、鈍い音が響く頭をゆっくり起こして、
そしてまた、体内に住まう虫が私の臓器を噛んで廻るのです。
(ジクジク チクチク ギリギリ)
耳元にまで届く効果音。
マーブル状になった視界。
制服、カバン、靴…嗚呼、全て放り出して棄ててしまいたい!
(ジクジク チクチク ギリギリ)

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