※男主
※若干のBL



「さぶちゃんさぶちゃん、」
「さっ!?お前、変なあだ名で呼ぶんじゃない!」
「えー、良いじゃん良いじゃん。ここには私とさぶちゃんしかいないんだからー。彦にゃんと庄ちゃんは実習と補習でいないんだし、勘ちゃんだって委員会サボりじゃん!!逆に手伝いに来た私に感謝してほしいね!ね!」
「そ…そのあだ名は妥協するとしても抱き着きながら作業する必要はないだろう!」
「お?照れてる??あの天才と言われてる鉢屋三郎くんが照れて焦ってる??可愛いなあ!」
「五月蝿い!お前もう部屋戻れ!!仕事は私だけで充分だ」
「え、嫌だよ今私の部屋に毒虫探し疲れで爆睡の竹谷がいるもん。あいついびきかくもん。五月蝿いからまだ戻りたくなーい」
「じゃあどっか行け。気が散る」
「えー、私がどっか行ったら本当は寂しいんじゃないのー?ほら、ちゃんと仕事手伝ってあげるからさ、ね?」
「……」
「それに、最近三郎根詰めすぎ。雷蔵の面の下でもわかる。お前は一人でやりすぎ」
「お前には関係ないだろう」
「いいや大いに関係あるね!せっかく勘ちゃんが学級委員長委員会に入ったんだからきちんと仕事させないと、私と三郎が一緒にいれる時間が減る!!私は三郎と一緒にいたい!!だからこうして仕事を手伝う名目で一緒にいる!!」
「…よくそうやって恥ずかしいことをサラッと……はぁ、わかったよ。良いから早く仕事終わらせよう。手伝ってくれるのなら、こき使わせてもらうぞ」
「!おう!!私頑張る!!!!」
「あああ!だからってなんでさらに密着するんだ!!」
「え?嬉しいから!!」




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鉢屋三郎を焦らせ隊