「……タッキー&ミキティーって、最近流行りのヒーローアニメに対抗できそうじゃない?」 「…は?」 「…え?」 「ほら、能力者がヒーローになれる街で犬猿の仲のコンビがその街を舞台に悪を懲らしめる若干アレな感じの入った話だよ。何?滝くんも三木くんも知らないの?」 「いや、知らないわけもないが…」 「むしろ周りの女子が騒がしいくらいだ」 「でしょ?だから噂のそれに対抗してタッキー&ミキティー、略してタキミキでも反映させようかと…」 「はぁ!?なぜこのような美しい容姿の平滝夜叉丸がこんな野蛮な三木ヱ門と組まなきゃいけないのだ!」 「野蛮とは失礼な!むしろ私のほうこそこんな奴と組むなんて願い下げだ!」 「えー、お似合いだと思うんだけどなぁ…あ、ちなみに考えたのは喜八郎ね。私じゃない」 「どっちでも関係ない!とにかく私はこのあと輪子と…」 「私だってこのあとユリコと…」 「はい!そんな輪子ちゃんとユリコちゃん、今ここに連れてきてまーす。ほら、あそこあそこ」 「なっ、輪子なぜそこに!」 「ゆ、ユリコ!」 「君たちが鍛練に熱心なのはよくわかったよ。うん、タキミキは諦める。だから彼女達を連れてきてあげたの。さあ、彼女達のところにいってらっしゃい」 「お前…いい奴だな。よし、この滝夜叉丸様が今度団子でも奢ってやろう!」 「さぁユリコ!待っててくれ!今そっちへ行く!」
「あ、いい忘れてたけど、輪子ちゃんとユリコちゃんの周りには私と喜八郎の自信作、蛸壺のターコちゃん28.5号あるから気をつけて……ってもう遅いか」
―――――――――― こうして仲良くターコちゃんにはまる二人を笑顔で埋めようとする喜八郎と主人公がいればいいな。 ごめんよ喜八郎だけ名前出演…
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