「あなたのためにトリガーを引けるなんて私はなんて幸せなんだろう。この日を私は何度待ち望んだことか。ああ、愛しいよフリッピー。とっても大好き。その目も、鼻も、口も、髪も、みんなみんな私だけのものよ」 「…ね、ねぇ……君、誰?僕は君を、見たことがないよ」 「…誰って、ヒドイなァ。毎日フリッピーのためにフリッピーに近づくヤツは消してったのに。でもこの町は死んでも生き返る世界だから、何回もこのトリガーを引いたわ。とくにあの赤髪のボサボサ頭。怯えてこっちを見るくせに毎日毎日飽きもせずフリッピーのところに行こうとするなんて…。私のフリッピーなのにね。あなたからも言ってよ」 「ま、毎日フレイキーを、皆を殺したの?」 「うん。ダメだった?じゃあ今度は殺したらその死体を閉じ込めておくね。そうしたら生き返っても、あなたの元へはもう誰も行けないでしょう?」 「君、狂ってるよ…そんなのは、可笑しいよ」 「可笑しい?可笑しくなんかない。これは私の愛よ?愛に正統で従順なモノなんてない。みんな、みんな愛なんて狂うものでしょ」 「それでも…限度がある。君はやりすぎだ」 「………いや。いやだよ、フリッピー。そんな酷いこと言わないでよ。私あなたのこと、嫌いになりたくない」 「元々、僕は君のことを知らないし、僕は今の君を知ったとしても好きになれそうにない。帰ってくれ」 「………こんなのフリッピーじゃない。あなた、偽者ね。私のフリッピーに成り済まさないで。いやだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」
――――――――――――― 最近こんなのばっかり思いつくのです。ちなみにこの話のフレイキーさんはおにゃのこっす
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