「もう、ダメかもしれない」 「え、そ、そんな…」 「…私的にはもうすでに限界点を越えている……」 「じゃあ僕が代わりにやるからっ」 「ダメ、だよ」 「っ…!」 「フリッピーに…フリッピーに家事なんて任せられないっ」 「…そん、な」 「だって現にその両手に持ってる鍋!中身は一体何?!」 「カレー!!」 「はいアウト!!カレーはそんな鉛色してません!!」 「えっ」 「えっ」 「カレーって鉛色…えっ?あれっ?」 「ちょ、今まで鉛色のカレー食べてきたの?!何入れてそうなるの!?」 「Fe!」 「普通に鉄って言え!」 「これぞ!家庭の違い!ってね」 「おいコラてへぺろしてんなよ!」 「まぁまぁ騙されたと思って一口」 「い、嫌だ!ただでさえ風邪引いてるのにこれ以上最悪なことは避けたい!」 「しょうがないな…じゃあカレーは置いといて掃除してあげるから寝ててよ」 「それも嫌。掃除とかいって掃除機壊したのは今までいくつでしょう!」 「3台!!」 「はいアウト!!3台とか私初めて知った!2台しか聞き覚えないよ?!」 「あっ!間違えた!2台!ついさっき君が起きる前に壊したとか知らない!」 「いいからもう帰ってくれ!!!」
――――――――――――― 軍人は大雑把系で家事できないのに覚醒になると家事できちゃうスキル的な話を書きたい
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