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桜木くんが前にいる
笑いながら思うの
最近のあたしは変だ
…嘘
本当は目をそらしてただけ
きらきらするのは好きだから
あなたの周りは光ってた
だけどそれは、あなたが輝いて見えてたの
ざわざわするのは嫉妬してるから
晴子ちゃんと一緒のあなたを見たくなかった
ただ、晴子ちゃんがうらやましかった
ぽかぽかするのは嬉しいから
女の子という理由だけであろうと、あなたの優しさに笑顔になった
その一時だけは、あなたの隣はあたしだもの
どきどきするのは意識してるから
触れることもできなくなりそうだった
触れていたら、この胸の高鳴りがバレてしまいそうで
ズキズキするのは悲しいから
あなた一人に信じてもらえないことがこんなにつらいなんて知らなかった
もう全てがどうでもよくなった
泣きそうになるのはあなたの想いを思い知らされるから
あなたを動かすのはいつも彼女だけ
あたしはそれをどうすることもできないの
知ってた
この気持ち全部
だけど認めてしまったら、もっともっと好きになっちゃいそうで
諦めなきゃいけないのに、想いがもっともっと大きくなるのが怖くて
認めてしまった
もう後には戻れない
20100216
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