1

 

「銀時、わっちが」

「今日くれー俺が注いでやっから」

「わっちのにか?取り返しがつかなくなるかもしれぬぞ」

「…ありがたく頂きます」


歌や踊り、そして御座敷一杯に広がる笑い声は無く。

とくとく、とくとく。

静寂に響くは酒を注ぐ音だけ。

静かな夜もまた、あはれなり。







[ 23/38 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -