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「銀時、わっちが」
「今日くれー俺が注いでやっから」
「わっちのにか?取り返しがつかなくなるかもしれぬぞ」
「…ありがたく頂きます」
歌や踊り、そして御座敷一杯に広がる笑い声は無く。
とくとく、とくとく。
静寂に響くは酒を注ぐ音だけ。
静かな夜もまた、あはれなり。
宵
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