11



「だらし無いのう…」


月詠の被っていた布団をかける。


「(…不思議な男じゃ。しかし、今まで会った男とは違う…)」


銀時の顔をまじまじと見つめる。


「んー…。っ、あー…頭痛てー」


射し込む光を眩しそうに目を細めた。

昨夜飲み過ぎたせいか、気だるそうな銀時。


「銀時」


枕元に置いてあった水の入ったコップを差し出す。


「わりーな」

「こちらこそすまない。知らぬ間に寝てしまっていたようで…」


座り直し、頭を下げる。





[ 11/38 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -