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「失礼致します。幾松、月詠。そろそろ」
夜も大分更けた頃。
日輪に呼ばれ、準備をするために二人で廊下へ出た。
これからは各々別室に入り、共に一夜を過ごす。
幾松は桂、月詠は銀時と。
「失礼致しんす」
月詠は襖を開け、部屋に入る。
銀時と向かい合って座る形となった。
「坂田殿、
「銀時」
「え?」
「殿をつけられるのはガラじゃねーし。銀時で良い」
「了解しんした」
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